ネット通販を利用する際にはキャンセル期限に気を付けよう
ネット通販を利用する際に注意しなければならないポイントはいくつかありますが、その中でも重要なものの一つがキャンセル期限が設けられているかという点です。必ずしもショップによってキャンセル期限が同じとは限らず、あるショップでは2週間以内であれば返品を受け付けてくれるのに、別のショップでは1週間以内でなければキャンセルすることができないといったケースは多々ありますので、購入時には必ずいつまでであれば返品に応じてもらえるのかを確認するようにしましょう。ネットショップは、法律でサイト内やカタログなどで、返品等の条件を定めた「返品特約」を明示することが義務付けられているため、探せば必ずいつまでであれば返品ができるかが確認できるはずです。
この点、クーリングオフ制度が利用できるので、購入してから8日以内であれば、ショップ側はキャンセルに応じなければならないのではないかと思われる方がいるかもしれません。しかしながら、そもそもネット通販にはクーリングオフの適用はないとされているため、仮に制度の適用を理由に返品を申し出たとしても応じてもらえない可能性が高いのです。そのため、ネット通販の場合はあくまでもショップが設定しているキャンセル条件を基に返品できるかどうかを考える必要があるという点を頭に入れておくようにしなければなりません。
なお、商品によっては、そもそもキャンセルそのものが不可とされているケースがあるという点についても注意しておかなければなりません。例えば、生もののように返品する過程で商品が傷んでしまうようなものや、アウトレット品のようにキャンセル不可であることを前提に安く売られているようなものなどが、これに該当します。ただし、そういったものであっても、届いたものが欠陥品だったというように明らかにショップ側に落ち度があるような場合には、申し出ればキャンセルに応じてもらえる可能性がありますので、まずは問い合わせてみるとよいでしょう。